恋人同士みたい | セックスフレンド

恋人同士みたい



彼と一緒にいた日は
雪が降った。

彼と近くのコンビニまで雪の中を歩いた。
地面が凍って不安定でも
お互い支え合うこともせずに

手をつなぎたくてもつなげない
だって、友達だから

でも、周りから見れば私たちは恋人に見えるだろう
そう思うと幸せだった。

友達は浮気だから
堂々と街を歩けない。
それに比べれば‥

下を見れば下がいる
上を見れば上がいる

幸せでもないけど
不幸でもない
不安なだけ。


きっと雪が降ると思い出すだろう。

白い息を吐きながら
彼を一生懸命追いかけていたこと

一瞬でも恋人同士に見えたこと
それがうれしかったこと。

たわいもないことだけど
セックスフレンドとの彼と
思い出が増えていく。

私は昔ブログにこんな事を書いた。
今ひとときの幸せや快楽を選んで
傷(思い出)を増やすか
セフレという中途半端な関係の相手と
思い出や恋愛感情をこれ以上大きくしていいのかな


彼との思い出がいつか傷になってしまうと
感じているのに
どうしてこんなに思い出や恋愛感情がドンドン増えているのだろう。

私たちはずっとこのままなのかな?
これから進展あるのかな?
それとも何もなくなちゃうのかな?